Perle Systemsテクニカルノート
デジタル入力の接点には2種類あります:
ドライ接点タイプ: I/Oデバイスからは、電圧、電流共に供給されません。一対の接点がオープンまたはク
ローズの場合に、デバイスはそれを検知します。
ウェット接点タイプ:デバイスによって加えられた電圧が、1か0かを表します。
デジタル(不連続)入力デバイスの例(ドライまたはウェット接点タイプ
1対のデジタル出力リード線に電圧が加えられた場合に、デジタル出力が存在します。この電圧は、内部あるいは外部ソースから供給(シンク)される場合があります。さらに、デバイスの動作中には、パルス出力がある場合もあります。
デジタル(不連続)出力デバイスの例
1対のリレー・リード線上で接点がクローズの場合に、リレー出力が存在します。
センサーより受け取った可変電圧値または電流値が、浮動小数点値と一致する場合には、アナログ入力が存在します。
アナログ入力デバイスの例
熱電対温度センサーは、最も一般的なタイプの産業用温度センサーです(鉄鋼業界や暖房機器の安全装置に広く用いられています)。その仕組みは、二つの異なる種類の金属を対にすることで、温度によって電圧に変化を生じさせるというものです。熱電対温度センサーは、比較的安価で、幅広い温度範囲で動作します。
熱電対温度センサーの種類
抵抗温度検出器(RTD)は、またの名を抵抗温度計ともいい、温度によって電気抵抗が変化する物質があることを利用した温度センサーです。ほとんどの場合、プラチナが使われていることから、プラチナ抵抗温度計(PRT)とも呼ばれます。600℃以下の測定を行なう多くの産業用途で、少しずつ熱電対温度センサーに取って代わりつつあります。抵抗温度計にはさまざまなタイプのものがあり、熱電対温度センサーに比べて、より優れた安定性、精度、再現性が見られる場合があります。熱電対温度センサーがゼーベック効果を利用して電圧を発生させるのに対し、抵抗温度計では電気抵抗を利用するため、動作させるのに若干の電源を必要とします。理想的には、抵抗は、温度に対し直線的に変化します。
RTD温度センサーの例