| |
| Praecis II CDMA携帯基地局を時刻源とする時刻同期モジュール |
GPSタイミング信号をCDMA携帯基地局を経由して受信する時刻標準と周波数標準 時刻,1PPS,10MPPS
Praecis II-J (KDDI au 新800MHz帯CDMA携帯基地局が時刻源)
GPSと同水準の時刻精度をアンテナ工事することなくコンパクトなユニットから得ることができます.
ウォールストリート界隈( 証券取引 )のトレーディング環境では,PTPと共に多用されています.
Praecis(プレシス)シリアルタイムコード出力は,ntpdやSPIRENT社のSmartBitやAX-4000と互換性を持ちます.
(Praecis II は ネットワーク接続の機能は持っておりません)
|
|
Model : Praecis II J
P/N : 3002-0001-000
小型コンパクト
アンテナ 工事/電話工事不要
ランニングコストは電気代だけ
精度はGPS時刻標準とほぼ同等
|
KDDI au 800MHz帯CDMA携帯電話基地局に合わせた日本仕様
2012年7月からの新周波数移行に対応済み
付属アンテナで運用可能 (屋外アンテナ設置工事不要)
保守不要,電気代だけのランニングコスト
GPSタイムサーバーと変わらない時刻精度
タイミングの絶対精度はUTCに対して通常 10 マイクロ秒以下
1PPS, 10M PPS, シリアルタイムコードなど豊富な出力オプション
英文データシート | 英文マニュアル(製品に添付)
|
| 800MHz帯CDMA携帯基地局に同期 |
KDDI Au CDMA基地局をGPS時刻のリピータ局として利用. すでに運用の始まった新800MHz帯が利用できるところならどこにでも手軽にμ秒精度の正確な時刻を手にできます. 2012年7月の新周波数への移行にも対応済みです. |
| | |
| 高い時刻信頼性 |
CDMA携帯電話システムを正しく機能させるために,それぞれの携帯基地局は高い時刻精度を保つ能力を備えています.たとえ,一つの基地局からの信号が途絶えても,多くの場所では他の基地局からの信号を受信できます. CDMA携帯基地局は非常に信頼できる冗長化時刻源といえます. |
| | |
| 高いUTC時刻同期精度 |
CDMA携帯電話システムを正しく機能させるために,各基地局は独自のGPS受信機と高精度周波数標準を備えており,通常はUTCに対して1us程度の精度に保たれています.さらにCDMA携帯電話システムは,万一GPS衛星からの信号を受信できなくなっても少なくとも1日の間はUTCに対して10us以内の精度を保つことを要求されています.Praecis II は携帯基地局から高精度な時刻同期信号を受信して同期します.
基地局と PraecisII との間の距離により伝播遅延が生じますが, 通常数マイクロ秒以内であり,一般的な用途には補正を必要としません.基地局から十キロ離れているような極端な場合には,伝播遅延による遅れは300mで1usと距離に比例して固定されたものであるため,CALコマンドを使って最大500usまで ns 単位で手補正できます. |
| | |
| 時刻標準としての機能 |
正確な1PPS パルス. 10MPPS パルス.複数のフォーマットのASCIIシリアルタイムコードを出力します.ntpd には Trimble Palisade モードで同期可能.μ秒級の同期が可能です.また Spirent社の SmartBit や AX-4000 に1PPSとシリアルタイムコードを供給し,片方向遅延測定に威力を発揮します. |
| | |
| 短時間で同期 |
GPSと異なり,自位置を知る必要がないため,電源投入後5分以内に時刻同期して正確な時刻と周波数を配信します. |
| | |
| 発振器オプション |
TCXO標準装備, 工場オプションとして高安定OCXOも用意しています. |
| | |
| CDMA受信用アンテナ標準付属 |
KDDI auの新800MHz帯CDMA携帯電話信号が使えるところ ならどこでも非常に正確な時刻を配信可能.GPSタイムサーバーのように同軸ケーブルを引き回して屋上にアンテナを設置する必要はありません. TIA/EIA IS-95 CDMA基地局が常時送信する高精度なタイミング情報を受信するだけですから,携帯電話の契約は不要.GPSタイムサーバーと同様にランニングコストは電気代だけです.直付けヘリカルアンテナと磁石基台付きのアンテナが付属します. |
|
|
|
| ファームウェア更新可能 |
ユーザーによるファームウェア更新が可能.最新ファームウェアはいつでも無償でダウンロードできます. |
|
|
|
| 信号入出力 |
標準入出力 |
1 PPS (TTL SMA メスコネクタ) 信号 |
1 PPS: 正論理 TTLパルス 50Ω負荷
CDMAロック時にUTCに対して同期精度: < 10 usec (基地局からの伝搬遅延に依存)
パルス幅: 1ms ~ 999ms ユーザー設定可
安定度: TDEV < 50 ns, τ < 104秒 | |
10 MPPS (TTL SMA メスコネクタ) 信号 |
精度 : ロック時,UTCに対して24時間平均 < 10-11
GPSロック時にUTCに対して同期精度: < 10 usec
パルス幅: 20 us, 1 ms, 100 ms, 500 ms ユーザー変更可.
安定度: σy(τ) < 10-9 for τ < 102秒, σy(τ) < 10-7/τ for τ > 102秒 | |
シリアル入出力 (RS232C RJ45) |
シリアル: RXD, TXD RS-232 RJ-45 9600 ~ 57600 baud; 7 or 8 data bits; odd, even or no parity; 1 or 2 stop bits
DCD: 1 PPS 出力 RS-232, フォーリングエッジが同期. RFC 1589 (Kernel Model
for Precision Timekeeping) と RFC 2783 (Pulse-Per-Second API for UNIX-like Operating Systems) に準拠.
CTS: Input at RS-232 levels, positive edge transition is captured in event timetagging circuit.
Time-of-Day: ASCII文字列 秒から年まで GPS, UTC ないし Local Timeにて出力.
RJ-45/DB-9F 変換アダプタとRJ45ケーブル付属.
|
Praecis互換双方向出力は
Spirent社 AX4000 と SmarBitにも対応
|
シリアルタイムコード (RS232C RJ45) |
書式:
NONE
SPECTRACOM <CR><LF>Q DDD HH:MM:SS TZ=zz<CR><LF>
TRIMBLE (Trimble Palisade NTP reference clock driver 互換)
TRUETIME <SOH>DDD:HH:MM:SSQ<CR><LF>
Endrun/Praecis互換 T YYYY DDD HH:MM:SS zZZ m<CR><LF>
|
|
イベント記録 (RS232C RJ45) |
パブリックドメインのNTPドライバと互換.
RS-232信号レベル,ポジティブエッジを32nsの分解能でキャプチャ可能.
精度: UTCに対して < 10 us
再検出遅延: 1 ms (1ms間の最初のイベントのみを記録).
バッファリング: なし.10Hz以上の頻度で発生するイベントは記録されない. |
|
|