デバイスサーバ、シリアルイーサーネット変換器

	Lantronix Xport デバイスサーバよくある質問と回答集

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Xport デバイスサーバ

XPortを使うにはどんなツールが必要になりますか？?

次の道具が必要です
1. XPort 製品
2. XPortインストーラソフトウェア．これはXPortを設定するためのツールです．
ftp://ftp.lantronix.com/pub/XPort/
からいつでも最新版をダウンロードしていただけます．リリースノートは
http://www.lantronix.com/support/download/index.html
にあります．
3. ストレートシリアルケーブル． PCに接続するには両端が DB9M と DB9Fコネクタのものを用意します．開発評価キットにはこのケーブルと DB9FをDB25Fに変換するアダプタが含まれています．
4. 評価ボードあるいはXPortを搭載するデバイス．XPort開発キットにはXPortを搭載する評価ボードが含まれています．

XPort 開発キット

どのネットワークプロトコルがサポートされていますか？

次のプロトコルがサポートされています：
1) TCP/IP, UDP/IP
2) ARP, ICMP, Telnet, TFTP, AutoIP, DHCP, HTTP, SNMP (read only)
3) TCP, UDP, Telnet (シリアルポートとの通信)
4) TFTP (ファームウェア更新)

XPortを使うにはどんなコンパイラを用意すればよいですか？?

開発キットを使いファームウェアの開発を行うときにのみコンパイラが必要になります．プログラムはボーランドのコンパイラでコンパイルするように書かれています．詳細についてはBorlandのウェブサイトを参照ください． http://www.borland.com
また弊社ではファームウェアのカスタマイズの有償コンサルティングおよび受託を行っています．お問い合わせください．

XPort は暗号化をサポートしていますか？

はい．XPortには暗号化機能を持つXPort-SEと，持たないXPortの2種類の製品があります．暗号化を必要とされる場合は XPort-SE をお使いください．

どのような暗号化が使われていますか？

現在のXportは 128ビット Rijndael を使います．

XPortインストーラの最新版のバージョンは？

最新版のXPortインストーラは ftp://ftp.lantronix.com/pub/XPortInstaller にあります．また
http://www.lantronix.com/support/download/
でも確認できます．

どうやってファームウェアの機能やバグフィクスや既知のバグについて知ることができますか？

機能やバグフィクスや既知のバグはリリースノートに書かれています．リリースノートはLANTRONIX FTPサイトにあります．
ftp://ftp.lantronix.com/pub/XPort/

最新のファームウェアは？

最新のファームウェアはLANTRONIXのウェブサイトとFTPサイトにあります．
XPort (標準品暗号化なし)
ftp://ftp.lantronix.com/pub/XPort/
XPort-SE (暗号化機能付き)
弊社の営業までお問い合わせください
HTTPによるダウンロードは：
http://www.lantronix.com/support/download/index.html

どうやってXPortにIPアドレスやネットマスクを設定するのですか？

工場出荷時の標準設定においてDHCPとAutoIPは有効になっています．また，付属のWindowsアプリケーションXPortインストーラを使えば簡単にIPアドレスを設定できます．
ftp://ftp.lantronix.com/pub/XPortInstaller/
そのほかARP，シリアルポートログインによってもIPアドレスを設定できます．詳しくは UDS/CoBox/XPort クイックインストールを参照ください．組込先のマイクロプロセッサから設定を行うには，monitorモードを使用します．
XPortにIPアドレスをネットワーク経由で設定する機能をユーザーアプリケーションに付加することも可能です．このために，0x77FEポートが用意されています．

XPortの内部パラメータはどのように設定するのですか？

XPortインストーラ，Telnet，シリアルログイン，ウェブインストーラ， UDPデータグラムを使って設定できます．XPortの内部パラメータを設定する機能をユーザーアプリケーションに付加することも可能です．

ボード上のホストCPUからシリアルポートを経由してXPortの設定を行うにはどうすればよいのです？

電源投入直後，あるいはリセット直後にXPortのシリアルポートにxあるいはｚの連続を9600,8,N,1で送り続けることで，それぞれSetupMode またはMonitorModeに入ることができます．

ウェブページをXPortに書き込みたいのですが，どうすればよいですか？

外部で作成したウェブページやJavaアプレットは.cob形式に圧縮してからXPortに書き込みます．
ネットワークから .cob形式のファイルを書き込むには XPortインストーラか，putの機能をもつ TFTPクライエントを使います．XPortはWEB1からWEB6までの6つのブロックを持っており，それぞれ64KBの容量があります．ウェブセットアップのアプレットはWEB6に書き込みます．CPアプレット (設定可能ピン)は WEB1に書き込みます．

XPortインストーラを使う方法：
XPortインストーラはこの作業のほとんどを自動的に行ってくれます．まず，XPortインストーラをPCにインストールします．最新のXPortインストーラは以下のFTPサイトからいつでもダウンロードできます．
ftp://ftp.lantronix.com/pub/XPortInstaller/

XPortインストーラを起動し，サーチ機能を使ってデバイスリストにXPortを追加します．Xportを選択してUpgradeアイコンをクリックします．ここからウェブページの更新ができます．

WebPage6の行をクリックします．
行が選択されると3つの点のあるアイコンが表示されます．このアイコンをクリックし，.cobファイルの場所を参照します．
OKをクリックします．WebPage6の隣にファイル名とパスが表示されているはずです．
Loadボタンをクリックします．

TFTP クライエントを使う方法：
フリーのTFTPクライエントはいくつかあります．もしお持ちでないのならシェアウェアが利用できます．

TFTPのサーバとしてXPortのIPアドレスを指定します．
アップロード(PUT)を選択します．
バイナリ転送を選択します．
転送するローカルのファイル名として.cobファイル名を指定します．
リモート側のファイル名としてX1を指定します．

アップロードを実行します．バイナリ転送を指定することを忘れないようにしてください．

何らかの理由でファームウェアをクラッシュさせてしまったときに，ファームウェアを再ロードする方法はあるのでしょうか？

ファームウェアがクラッシュしてしまっても，シリアルポートから .ROM 形式のファームウェアをロードすることができます．XPortをシリアルケーブルでPCに接続し，電源を入れます．PC上でXPortインストーラを起動し，デバイスを選択します．"Action"をクリックし，"Advance/Recover Firmware"を選択します．"Recover Firmware"ダイアログが表示されます．PCのシリアルポートを選択し，ファームウェアファイルの場所を指定します．Device ModelがXPortになっていることを確かめてください．OKをクリックするとダウンロードが始まります．マニュアルの Recovering Firmwareの項も参照ください．

PIOは備わっていないのですか？

プログラマブルPIOとしてCP1, CP2, CP3の3本が用意されており，それぞれ個別に入力/出力に切り替えできます．

信号	ピン番号	可能な設定
CP1	6	CTS プログラマブルDIO ステータス LED 1
CP2	7	DCD プログラマブルDIO
CP3	8	RTS DTR プログラマブルDIO ステータス LED 3

電子メール報知機能とはなにをするものですか？

XPortに設定したトリガ条件が満たされてイベントが発生すると電子メールを発信する機能です．XPortはシリアルポートに設定した2文字の文字列を受信した時，あるいは3本のPIOピン（CP1, CP2, CP3）の内任意の1本以上の状態の変化，あるいはその両方の組合せによりイベントを発生できます．

XPortが電子メールを送る宛先はメーリングリストでもよいのですか？

はい．XPortに定義できる電子メールの宛先アドレスは，XPortに設定されたSMTPサーバに受け付けられるものであれば，メールアドレスでも，メーリングリストでもかまいません．

電子メールによる報知の設定はどうすればよいのですか？

電子メールによる報知機能は2つの方法で設定することができます．一つはXPortインストーラ，もう一つはメニューから設定する方法です．

XPortインストーラによる方法：
まず設定に必要な情報をシステム管理者から収集します．

SMTPサーバのIPアドレス
XPortが電子メールを送るのに使うユーザー名（ユニットの名前）
SMTPサーバが属すドメイン名
受信者の電子メールアドレス1
受信者の電子メールアドレス2

次いでXPortインストーラを起動します．

左のウィンドウにおいて，設定するXPortを選択します．
右のウィンドウにおいて，SMTPメールサーバのアドレス，ユーザ名，ドメイン名を入力します．
Receipient(受信者)をクリックすると新しいウィンドウが開くので，Receipient1(受信者1)ないし Receipient2（受信者2）を選択して電子メールアドレスを入力する．
Trigger(トリガ)をクリックすると新しいウィンドウが開くので，トリガ条件を設定します．Trigger1（トリガ 1），Trigger2（トリガ2），Trigger3（トリガ3）を選択して設定します．
Update（アップデート）アイコンをクリックして設定を保存します．

メニューモードによる設定：
まず設定に必要な情報をシステム管理者から収集します．

SMTPサーバのIPアドレス
XPortが電子メールを送るのに使うユーザー名（ユニットの名前）
SMTPサーバが属すドメイン名
受信者の電子メールアドレス1
受信者の電子メールアドレス2

次いでXPortのポート番号9999にtelnet接続します．
メニューが表示されます．

E-mail notificationを選択し，SMTPメールサーバのアドレス，ユーザ名，ドメイン名を入力します．
Receipient1(受信者1)とReceipient2（受信者2）の入力を終えるとTrigger(トリガ)条件の入力になります．
Trigger1（トリガ1），Trigger2（トリガ2），Trigger3（トリガ3）を設定します．
9を選択して設定を保存することを忘れないでください．

トリガー条件：

トリガー 1

シリアル文字列(Serial Sequence) - シリアルポートに指定する2文字を受け取ると電子メールを送るように設定します．2文字の文字列をASCIIの16進値で入力します．
例： "12" は "31,32" として入力します．2文字とも00であると，シリアル文字列によるトリガ機能は無効になります．
CP1 [A/I/X] ( ) - CP1がアサートされたときに電子メールを送るように設定するにはAを選択します．CP1がアクティブでなくなったときに電子メールを送るように設定するにはIを選択します．CP1を監視しないようにするにはXを選択します．
CP2 [A/I/X] ( ) - CP1と同じように設定します．
CP3 [A/I/X] ( ) - CP1と同じように設定します．
Message( ) - 電子メールのサブジェクト行です．半角22文字まで入力できます．
Priority ( ) - H はハイプライオリティメール，Lは普通のメールとなります．
Minimal notification interval ( ) - トリガが成立する間隔（最小時間）を指定します．この時間より短い間に発生したトリガは無視されます．
Re-notification interval ( ) - トリガ条件が開放されないとき，ここに指定する間隔で電子メールを送ることができます．

トリガ2 - トリガ1と同じ

トリガ3 - トリガ1と同じ

それぞれのトリガはそれぞれイベント条件を持ち，それぞれは別々に扱われますので，3つの全く異なるトリガイベントを設定することが可能になります．

それぞれのトリガに設定された条件は，そのすべてが成立してはじめてイベントを発生します．例えばトリガ1に次のような条件を設定したとします．
Serial sequence = 31, 32
CP1 = A
CP2 = X
CP3 = I
Message = Hello
Priority = H
Minimal notification interval = 5 秒
Re-notification interval = 10 秒
XPort はCP1 はアクティブで， CP3 はアクティブであるときに，そのシリアルポートに文字列 "12"を受信すると電子メールを発信します．同じ条件が5秒以内に発生しても電子メールが発信されることはありません．

LANの外に電子メールを送ることができません．どうしてですか？

SMTPサーバの設定によるものと思われます．多くのSMTPサーバは外部からメールリレーに使われるのを防ぐためになんらかのルールが機能しています．たとえば，ローカルのIPアドレスにしかリレーせず，ドメインの外へはローカルのIPアドレスからしかリレーしない．また自分のドメインを発信者アドレスに持たないかぎりドメインの外にリレーしないといったルールが適用されています．

3本のPIOピン（CP1, CP2, CP3）の設定はどうやって変えるのですか？

XPortインストーラを開き，左の窓から設定を変更しようとするXPortを選択し，右の窓のOEM Configurable Pinsから設定しようとする選択します．ドロップダウンアイコンをクリックし，希望する機能を選択します．Updateアイコンをクリックして変更を反映します．

3本のPIOのピン（CP1, CP2, CP3）の設定に関する情報はどのようにしたら見ることができるのですか？

PIOのピンの設定情報はXPortに組み込むことのできるCP（設定可能ピン）ウェブアプレットで見ることができます．このアプレットはCDROMにある xptcpctl102.cob です．この .cob ファイルを WEB1 に書き込んでください．
アプレットを書き込んだら，ウェブブラウザのアドレス欄に次のように入力します．X.X.X.XはXPortのIPアドレスです．
http://X.X.X.X/cp_ctl.html
Update Statesボタンをクリックすると現在のピンの情報が表示されます．このJAVAアプレットはリアルタイムアプリケーションではありませんから，ピンの状態の変化はUpdate Stateボタンを押さないと反映されません．
もし，ピンが入力に設定されているのなら，CPの下に"Input"と表示されます．
もし，ピンが出力に設定されているのなら，CPの下に"Output"と表示されます．アサートしたりデアサートするには，"On" か "Off" を選択して， "Update states"ボタンをクリックしてください．

LANTRONIXの開発キットにおいては，次の信号レベルになっています．
アサート (アクティブロー) = 0Vdc
デアサート (アクティブハイ) = +3.3Vdc

CPピン（設定可能ピン）ウェブアプレットを使うにはなにが必要ですか？

ネットスケープ4.8以上かIE5 以上が必要です．Javaバージョン1.4.1以上を持ったウェブブラウザでなければなりません．必要な場合CPピンウェブアプレットはJavaプラグインをインストールするポップアッププロンプトを表示します．あるいは以下のSUNのウェブサイトからプラグインをダウンロードすることができます．
http://java.sun.com/j2se/downloads.html

シリアルポートにtelnet接続しようとしたのですが，マイクロソフトのtelnet （Windows 95 NT）ではうまくいきません．どうしてですか？

いくつかのワークアラウンドがあります：
1. TeraTermを使う
http://hp.vector.co.jp/authors/VA002416/teraterm.html
2. Winsock アプリケーション - もしネットワークアプリを書こうとしておられるのなら次のサンプルを参照ください．
ftp://ftp.lantronix.com/priv/misc_tools/winsock
このサンプルはLANTRONIXのデバイスサーバへのTCPソケット通信を行うもので，ソースコードが含まれていますから，Winsockルーチンをアプリケーションに組み込む場合の参考になるでしょう．

XPort上のウェブページをLANの外から更新できますか？

XPortにゲートウェイアドレスが設定されており，ルーターのフィルター機能がそれを妨げなければ，どこからでもウェブページを更新できます．もし，XPortを ping できるのならウェブページの更新もできるでしょう．

XPortはビデオ転送（監視カメラなど）に使えますか？

XPortはシリアルカメラのネットワークへの接続にも使えますが，画像の品位はシリアルの通信速度とネットワークの状態に依存します．XPortは 230,400bpsまで対応します．

CoboxMicroの代わりにXPortをピンヘッダにさして使えますか？

いいえ．XPort は 3.3V 電源/信号レベルで動作し， 5V では動作できません．置き換えるには信号レベルのシフタと3.3V電源が必要になります．

“ダイナミック”ウェブページをXPortで使えますか？

Javaアプレットを使うことができます．サンプルアプレットがCDROMに xptcpctl102.cob として収められています．

XPortに外部メモリを追加することはできますか？

XPortは外部メモリを追加するようには作られていません．しかし，XPortには512kバイトのフラッシュメモリと256kバイトのRAMがすでに搭載されいますので，多くの組込用アプリケーションには対応できるものと思います．

アプリケーションソフトウェアを追加できますか？またそのためのコンサルティングや受託開発は可能ですか？

カスタムアプリケーションソフトウェアの開発は可能です．お問い合わせください．
また，弊社では有償コンサルティングとアプリケーションファームウェアの受託開発も行っています．お問い合わせください．

シリアルデータの極性はマーク/アイドル=0V でスペース/ブレーク=3.3Vですか？あるいはその逆ですか？

市販のRS232 レベルシフタ（MAX232など）にそのまま接続できるように，XPortの信号レベルは次のようになっています．
論理 1 = on = マーク = +3.3V (アイドル)
論理 0 = off = スペース = 0V

シリアルとネットワークの変換にはなにか特別なプロトコルが使われるのですか？

基本設定においてXPortはシリアルデータを生のままTCPパケットにパケット化してホストに送ります．ホストは生のデータパケットをTCPパケットにしてXPortに送り，XPortはそれをシリアルポートに出力します．またオプションとしてデータをUDPデータグラムとして送ることも可能です．データグラムの構造の定義はご要望により提供いたします．

ステータスLED1とステータスLED3（CP1とCP3の使用法の一つ）はXPortの前面のLEDと表示と異なっているのでしょうか？もし違うのならなにが違うのでしょうか？

XPortの表面のLEDはPHYのステータス（イーサネットの接続の情報 10/100Mbps, 半二重/前二重）を表しています．GPIO(CP1, CP3)が表示するのは接続がアクティブであるかどうかです．

XPortのデータシートに書かれている環境条件は保存時も運用時も-40度から+85度になっています．これは正しいですか？

はい，正しいです．サーマルショックテストは-40度から+85度の範囲で行われています．

OEMファームウェアライセンス契約の詳細はどのようなものですか？費用はかかるのですか？ファームウェアアップグレードに費用は発生するのですか？

ライセンス契約は非独占，委譲不可，使用権料なし，ラブライセンス権なし，バイナリファームウェアイメージとしてそのまま使用すること，XPortのハードウェアのためにのみ使用することとなっています．いかなる理由においても，LANTRONIX社の事前の承認なくリバースエンジニアリング，逆コンパイル，逆アセンブルしたり，XPort以外のハードウェア上で使用することは許されていません．

シリアルポートから受け取ったデータはどのようなタイミングでネットワークに送信されるのですか？

シリアルポートから受け取ったデータをパケット化してネットワークに送り出すタイミングは Packet Control の設定項目に従います．ネットワークの形態に合わせて2つのパケット化アルゴリズムが用意されています．

1) LANに対応：遅延を少なくすることを目的に頻繁にパケット化と送信を行います．
2) WANに対応：トラフィックの効率化を目的に，まとまった量のデータをパケット化して送信します．

標準（設定 00）では 1) の動作を行い，少ない遅延で細かくデータを伝送します．

設定項目：
Idle Time: アイドルタイムは受信する文字と文字の間の時間として定義されています．"Force transmit"として指定する時間が経過すると，FIFOバッファーに蓄積されているデータはネットワークに送信されます．初期値は25ms．最小値は12msです．

Trailing Characters: ある種のアプリケーションでは CRCやチェックサムなどの文字が一つのフレームの末尾に添付されます．このオプションはフレームの末尾からトレーリング文字（列）を取り除き，末尾判別文字を知るのに使われます．トレーリング文字（列）の文字数として0, 1, 2から選択します．

Send Characters:（送信文字＝フレーム末尾判別文字）
“ 2-Byte Send Character”を有効にすると“sendchars”は2バイトの文字列として判定されます．無効にすると2つ（あるいは1つ）の文字はおのおの別々に判定に使われます．
“Send Immediately After Characters” を無効にすると，Idle Timeのタイムアウトを条件に，FIFOバッファー内のデータがネットワークに送信されます．有効にすると，Idle Timeのタイムアウトないしはsendcharの受信により，FIFOバッファーの内容をネットワークに送信します．
注記：これ以外にもステータスやアクノーレッジを送信することがあります．

sendchar：
2文字まで（HEXで表現）を "sendchar"に登録できます．ここに登録した文字ないし文字列を受信すると直ちにFIFOバッファー内のデータはネットワークに送信されます．これによりETXやEOTをフレームの区切りに使うデータフレームを遅れなく送信することが可能になります．最初の文字に 00 を登録するとこの機能は無効になります．2文字を文字列として判別に使うこともできます．sendcharが文字列の他の部位に現れないデータに適用できます．

例：以下のようなフォーマットにより，データを転送する．STXとETXはデータ中に現れることはない．

0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	1 0	1 1
S T X	D A T A	D A T A	D A T A	D A T A	D A T A	D A T A	D A T A	D A T A	D A T A	E T X	C R C

Trailing Characters はCRC一文字のみ．よって1をセット．
Send Characters
- 2-Byte Send Character はETX一文字の判別でよいので，Disable
- Send Immediately After Characters は Enable
sendchar にはETXを指定

これにより，シリアルポートにETXを受信すると，次のCRCまで受信して直ちにバッファー内のデータをネットワークに送信するようになる．

XPortに電源が入っているかどうか確かめるには？

PIN1にGNG,PIN2に+3.3Vが接続されると，PIN3(リセットピン)は+3.3Vに内部でプルアップされます．

UDP-> シリアルへ流し込むには？

datagram mode=enable, datagram type=01　と設定し、御使用下さい。

バッファーサイズは、どの位ありますか？

シリアルからイーサーネットへのバッファーサイズは、 2K bytes です。
イーサーネットからシリアルへのバッファーサイズは、 4K bytes です。

バッファーがFULLの時に受信したデータはどうなりますか？

バッファーがFULLに陥るケースは、フロー制御無しの設定で通信を行なっているケースしか考えられません。
バッファーがFULLの時に、受信したデータは、捨てられます（ロストします）ので、再送が必要になります。
フロー制御ありの設定で運転している限り、データがロストすることはありません。

DeviceInstallerで ConfigurueDevice->Portsを確認すると、２つのポートが存在するように表示されます。

DeviceInstaller Ver 3.6 で確認された現象です。
最新としてLantronix WEB Page にアップされております Ver 3.6.0.6 で修正されております。
最新のDeviceInstallerへ入れ替えをお願いします。