はじめに
FibreXpressのアクセサリ(オプション品)
型番一覧、対応OS
データシート (メーカーへのリンク)
はじめに
FX400 デュアルチャンネル(DC) ファイバチャネルカードは高速なデータ通信とストレージアプリケーションの要求に答える理想的に高性能ホストバスアダプタ(HBA)です。FX400シリーズはSCSI Fibre Channelプロトコル)とインターネットプロトコル(IP)のサポートします。さらに、FX400 DCカードは、ホストCPUオーバーヘッドを最小限にするため2つの独立した高性能RISC入出力エンジンを搭載しています。
FX400 DCカードは1枚のボード上に2個の独立した4.25bpsFC の機能を有しています。つまり、ホストコンピュータ1スロットで、2枚分のHBA機能を提供します。それぞれのチャネル400MB/秒の転送レート、双方向で800MB/秒、すなわち1ス ロットで1600MB/秒のスループットを実現します。さらに、Auto-Speed エゴシエーション機能により適切な転送レートを自動的に検出して、1.0625Gbps, 2.125Gbps, 4.25Gbpsレートを切り替えます。すなわち既設の1.0625Gbpsや2.125GbpsのFC装置との共存が可能で、将来4.25Gbps装置へシームレスな機器更新が実現できます。
FX400 DCボードのメディアインタフェースにはSmall Form-factor Pluggable(SFP)トランシーバーモジュールが使われており、必要に応じてメディアを変更する場合でも、容易に交換できます。このSFPはホットスワップ対応ですので、一方のチャネルのSFPを交換する場合、もう片方のチャネルをダウンさせること無くSFPを交換することができます。
多様な接続トポロジーをサポート
接続帯域幅とシステムリソースを最大限活用できるよう、様々な接続形態でFibreXpressを利用することができます。 さらにマルチプロトコルドライバにより、フレキシブルにあなたの要求を満たします。
スイッチドファブリック接続 中央のファブリックスイッチは送信ノードからデータを受け取って、適切な受信ノードへデータを配信するために利用されています。 各ノードはスイッチとポイントtoポイントで接続しています。
アービトレーテッドループ接続 各ノードはループ内アクセスを共有していますが、データの送受が発生すると内部的にはポイントtoポイント接続と同様に全帯域を使用します。つまり、1組 のノードしかやり取りできません。複数の機器をファイバチャンネル接続する場合、この接続トポロジーは安価な方法となります。
マルチプロトコルドライバが FibreXpress をさらにパワフルに!
FibreXpressの特徴 は、Systran社独自のマルチプロトコルドライバです。これにより多様な高速データアプリケーションの最適なドライバを選ぶことができます。マルチプロトコルドライバは、FC-SCSIおよびインターネット・プロトコル(IP)に加えて、Systran独自のRaw Initiator(RI)を同時に使用することができます。したがって通信環境にあった適切なプロトコルを自由に選ぶことが可能です。
異なるプロトコルを同時に利用できるということは、一つのFibreXpressホストバスアダプタであなたの要求するファイバチャネルネットワークをカバーし、バススロットも有効に利用できることを意味します。
今日、FC-SCSIとFC-IPは高速・大容量アプリケーションにおける最も一般的なコミュニケーションネットワークです。
対して、Raw Initiator(RI)は帯域幅を最大限に利用して、高スループットと低遅延性能に最適化されたドライバです。
Raw Initiator ドライバは大容量ストレージのために設計され、他のストレージ用インタフェースでは実現できない性能を提供します。通常ディスクアクセスにはOSのファイルシステムを経由してアクセスしますが、RIドライバの場合、ファイルシステムを経由せず、直接ストレージデバイスへアクセスするのでパフォーマンスが劇的にが向上します。ソフトウェアドライバは現在、VxWorksとLinuxに対応しております。(*Windows版は近日リリース予定)
ファイバチャネルインタフェース
FX400DCは以下のFCインタフェースの特徴を2チャンネル提供します:
Q-Ligic EP-2422 PCI-to-FC コントローラASIC
1.0625, 2.125, 4.25 Gbps 全二重 FC データレート
200 MBps, 400 MBps, 800 MBps (双方向) データレート
Auto-Speed ネゴシエーション
スイッチイドファブリック, アービトレーテッドループ, ポイント-to-ポイント接続
フルデュプレックス と ダイナミック ハーフデュプレックス
4Gbps FC 2チャンネルをまとめる、1.6 GBps フルデュプレックスモード
ストレージアプリケーションのための200,000 IOPSの高速な入出力転送レート
インテリジェントなDMAによる確実なデータリンク
Out-of-order frame reassembly (OoOFR:フレーム再構成)によりコリジョンとI/O再送要求を減少
トランシーバの状態監視のため、diagnostic monitoring interface(DMI:診断モニターインタフェース)をサポート
T10 CRC
ECC エラー訂正
Cisco VSANのアクセス制御
ハードウェア仕様
FX400DCの主な仕様です:
ハードウェア互換性 |
PCI-X Revision 1.0a
PCI Local Bus Revision 2.2
PMC IEEE P1386.1
CMC IEEE P1386 |
動作電圧 | 4.75 V 〜 5.25 V |
消費電力 |
7.25 W ピーク @5 V
0.00165 W ピーク @3.3 V |
電源要件 | 供給: +5 VDC, 1.429 Amps ピーク |
PCI シグナル: +3.3 V |
保存温度 | -40 〜 +85 度 |
動作温度 | 0 〜 +50 度 |
保存湿度 | 5 〜 90% (結露無きこと) |
動作湿度 | 20 〜 80% (結露無きこと) |
リンクレート | 1.0625/2.125/4.25 Gbps |
Fibre Channel ASIC | Q-Logic EP-2422 |
MTBF | 241,637時間 |
苛酷な環境に対応するラゲタイズ(耐環境)製品
ファイバチャネルによってもたらされる、広帯域、低遅延、拡張性等の要求は、一般商用アプリケーションにとどまりません。多くのミッションクリティカルな環境、過酷な環境下でも優れたファイバチャネル技術は要求されています。
|
標準品
|
ラゲタイズレベル1
| ラゲタイズレベル2 |
温度(動作時)
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0 〜 +50 度C
|
-10 〜 +70度C
| -40 〜 +85度C |
温度(非動作時)
| -40 〜 +85度C | -40 〜 +85度C | -40 〜 +85度C |
湿度(動作時)
| 10 〜 85% 結露なし | 0 〜 95% 結露なし | 0 〜 95% 結露なし |
湿度(非動作時)
| 0 〜 90% 結露なし | 0 〜 95% 結露なし | 0 〜 95% 結露なし |
振動(サイン波)
|
X
|
10g ピーク
10 〜 2k Hz
|
10g ピーク
10 〜 2k Hz |
振動(ランダム)
|
X
|
0.04g2/Hz
10 〜 1k Hz
-6dB/oct.
1k 〜 2k Hz |
0.1g2/Hz
10 〜 1k Hz
-6dB/oct.
1k 〜 2k Hz |
衝撃
|
X
|
20g ピーク
ハーフサイン波
11ms |
30g ピーク
ハーフサイン波
11ms |
高度(動作時)
|
8,000ft@32度C
|
25,000ft@32度C
40,000ft(急減圧時)
|
25,000ft@32度C
40,000ft(急減圧時) |
高度(非動作時)
|
25,000ft
| 25,000ft | 25,000ft |
コンフォーマルコーティング |
X
|
アクリル系
HumiSeal 1B71 |
アクリル系
HumiSeal 1B71 |
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FibreXpressのアクセサリ(オプション品)
LinkXchange 光ファイバ 物理層スイッチ
LinkXchangeはクロスバースイッチです。1/2/4Gbpsのファイバチャネルや、 FibreXtremeのシリアルFPDP信号に対応します。LinkXchangeの機能であるコピーモードを利用すると、1つの入力信号を、データロスや遅延なく複数 のDSPやアナ ライザ等へ送ることが可能になります。
LinkXchangeはリアルタイムデータ処理装置と高速なストレージへ同時にデータ送信を行うことができます。データを一旦ストレージした後に、その データの再生や他のDSP等への転送など場合に、スイッチ内部のデータ経路の再構成が必要な場合、容易に再構成を行うことができます。
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型番一覧 FX400シリーズ
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