| Q | なぜDUCなのですか? | 
| A | 
DUCはDown Up Converterの頭文字です.アンテナ部で受信したGPS信号を一旦低い周波数に変換して(ダウンコンバージョン)同軸ケーブルでの減衰を少なくして伝送し,アップコンバータで元の高い周波数に戻す(アップコンバージョン)ためにこの名前になりました.RG58/Uの10MHzの減衰量は100mあたり4.2dBですが,1500MHzでは71.3dBにもなってしまい GPS 信号の伝送には使えません. | 
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| Q | 
カッパーDUCとファイバーDUCの違いは何ですか? | 
| A | 
カッパーDUCはアンテナ兼ダウンコンバータとアップコンバータの間をRG58/Uのような細い同軸ケーブルで結びます.アンテナ部(ダウンコンバータ)への電力はアップコンバータ部から12Vdcを同軸ケーブルを通して送ります.カッパーDUCはL1帯にのみ使えます. 
ファイバーDUCは廃品種となりました. 弊社では Optical Zonu 社の GPSoverFiber 製品を扱っています.光ファイバーGPS/GNSS延長器ではGPS信号を光信号に変換してマルチモード光ファイバやシングルモード光ファイバで伝送します.このためアンテナ側と受信機側にそれぞれ電源が必要になります.GPS over Fiber はL1/L2帯両方の伝送に使えます. | 
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| Q | 外部電源は必要ですか? | 
| A | 
カッパーDUCには12Vdc電源が必要になります.オプションとして日本のPSEに適合した電源を用意しておりますのでお問い合わせください. | 
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| Q | 外部電源に必要とされる電流容量は? | 
| A | 12Vdc において 200mA 以上の供給能力が必要となります. | 
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| Q | GPS受信機にはアンテナケーブルの遮断を検出する回路とありますが,DUCを使った場合は警報が出たりしませんか? | 
| A | 
DUCのアップコンバータ部にはアンテナ模擬回路(直流抵抗)があり,GPS受信機からはあたかもアクティブGPSアンテナが接続されているように見えます.よってGPS受信機とアップコンバータの間の接続が切断されない限り,アンテナ切断を検出する事はありません. 
ダウンコンバータとアップコンバータ間の断線をGPS受信機に通知する機能は持っていません.GPSアンテナ延長器を使いつつ,アンテナの故障をGPS受信機に伝えたいときは Optical Zonu の GPS over Fiber 製品を検討ください. | 
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| Q | どのようなGPS受信機に使えるのですか? | 
| A | 一般的なGPS受信機やGPS NTPサーバ,GPSタイムサーバであれば何でも適応できます. | 
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| Q | 変換と同軸/光ファイバにより遅延(アンテナディレイ)が発生すると思いますが,計算によりアンテナ遅延時間を算出する事はできますか? | 
| A | 
変換による遅延と,同軸ケーブルや光ファイバーによる遅延がアンテナ遅延時間を決めます. およその遅延時間は次の式で求められます. 
遅延時間(ナノ秒) = 1.5 x ケーブル長m /0.3 + 640 | 
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| Q | DUCに関する特許の情報はどこにありますか? | 
| A | 次を参照ください http://www.patentstorm.us/patents/5999795.html | 
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| Q | DUCの周波数関係を知りたいのですが? | 
| A | 
L1周波数 1.57542 GHz 
リファレンス周波数 16.368 MHz (同軸を伝送) 
LO周波数 1.571328 GHz (リファレンス x 96逓倍) 
IF周波数 4.092 MHz +/- 2MHz (同軸を伝送) 
(予告無く変更することがあります) | 
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| Q | どのような動作表示がありますか? | 
| A | 
次の2つのLED表示があります. 
電源表示 LED 
アップコンバータ,ダウンコンバータ間の接続表示LED | 
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| Q |  光ファイバーでGPS 信号を伝送できませんか? | 
| A | Optical Zonu の GPS over Fiber 製品を検討ください. | 
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