10/100/1000 SFPメディアコンバータ モジュール
非管理型


パールの豊富な機能を持つ 10/100/1000 SFPメディアコンバータ モジュールは、高密度パール メディアコンバータ シャーシに組み込むことでUTPカッパーをシングルモードあるいはマルチモードファイバSFPに透過的に接続します。 10/100/1000イーサネット to ファイバコンバータ製品は、既存のネットワーク距離の延長、光ファイバ対応では無い従来機器の継続使用、あるいは対向機器間の延長のための経済的な方法を提供します。 プラグ可能な光ファイバポートにより、Perle、Ciscoまたは他のMSA準拠のSFPメーカーが提供するSFPトランシーバを使用した柔軟なネットワーク構成が可能になります。 ネットワーク管理者にとって、拡張機能が実装されているメディアコンバータ モジュールは、ネットワークの構築あるいはネットワークの障害対応に最適な選択肢となります。両端のリンクが完全に透過的で、Auto-Negociation, Auto-MDIX, Link Pass-Through, Fiber Fault Alart、及びLoopback の機能は、さらに効率的な障害対応が可能になり、現場での保守を容易にします。パール10/100/1000イーサネット メディアコンバータ モジュールのこれらの機能は、コストと時間の削減、ワールドワイドの技術サポートと生涯保証の提供により、ネットワーク管理者にとって最適な選択といえます。

機能概要

オートネゴシエーション (802.3u) パールメディアコンバータは、オートネゴシエーションをサポートします。1000Base-X ファイバインタフェースは、802.3 clause37に従い、また10/100/1000Base-Tは、802.3 clause28と40に従いネゴシエーションします。1000Base-Xポートは、 最も高速なモードを受け取り、UTP側がデバイスとリンクアップした後に、パートナーデバイスとリンクアップします。 1000Base-Xポートは、オフラインのリモートフォルト(これはスイッチ設定で有効になっていることが条件)を送信しながら、UTPポートがリンクアップし、最も高速なモードに適合するまで、ネゴシエーションを繰り返し行います。 全二重、半二重、リモートフォルト、全二重ポーズ、非対称ポーズ、自動MDI―Xをサポートします
自動-MDIX 自動MDIX(自動メディア依存インターフェイスクロスオーバー)は、カッパー線イーサネットインターフェイス上の信号を検出して、接続されているケーブルのタイプ(ストレートまたはクロスオーバー)を判別し、有効にすると自動的に接続を設定します。 メディアコンバータは、ペア内でスワップされたワイヤを修正することもできます。 メディアコンバータは、1000Base-Tペア間で最大120nsの遅延スキューを調整します。
スマートリンクパススルー リンクモードスイッチがスマートリンクパススルーモードの場合、UTPイーサネットポートは、 1000Base-Xメディアコンバータのポートの状態を反映します。 この機能は、ファイバのオートネゴシエーションが有効、無効にかかわらず使用することができます。
ファイバ フォルトアラート ファイバ フォルトアラートにより、1000Base-Xの受信の状態が1000Base-Xのトランスミッタに送られます。 これによりメディアコンバータの1000Base-Xインタフェースに接続されているデバイスに障害通知を与えます。 もし1000Base-X送信がこの障害の結果、オフになっている場合は、1000Base-X上のデバイスが同様の手法を用いて 、その状態がクリアできるようにするために、定期的にオンになります。 これは、いくつかのメディアコンバータで発生するロックアウトの可能性を排除します。 ファイバオートネゴシエーションが無効のときにのみ適応します
ポーズ (IEEE 802.3xy) ポーズは、2つの装置間で片方の装置が過負荷になると、データ送信を一時的に中断する、 IEEE802.3xの機能を持っています。メディアコンバータは、10/100/1000Base-T接続と1000Base-Xファイバ 接続でのポーズネゴシエーションをサポートしています
デュプレックス 全二重と半二重の通信をサポート
ジャンボパケット 10KBまでのジャンボパケットに透過的
VLAN VLAN タグ付きパケットに透過的
リモート ループバック 1000Base-X ファイバインタフェースでループバックを実行する機能

機器仕様

表示
Power/TST緑色LEDは、メディアコンバータの電源が”ON” 時に点灯します。ループバックテストモード時は、LEDは点滅します。
ファイバリンク on / 受信状態(LKF) 緑色LEDは、電源が供給されている場合にのみ動作します。1000Base-X リンクが ”on”時、LEDはON、データ受信時は点滅します。
カッパーリンク on / 受信状態(LKC) 緑色LEDは、電源投入されている場合にのみ動作します。10/100/1000Base-T リンクが ”on”時、LEDはON、データ受信時は点滅します。
ファイバーデュプレックス(FDF) この緑のLEDは、電源が供給されている場合にのみ動作します。10/100/1000Base-Xリンクが全二重モードで動作している場合、LEDは点灯します。半二重ではLEDは消灯しています。
カッパーデュプレックス(FDC) この緑のLEDは、電源が供給されている場合にのみ動作します。10/100/1000Base-Tリンクが全二重モードで動作している場合、LEDは点灯します。 半二重ではLEDは消灯しています。
10/100/1000速度 このマルチカラーLEDは、電源が供給されている場合にのみ動作します。UTPイーサネットポートの速度が1000 Mbpsで動作している場合、LEDは緑色に点灯します。UTPイーサネットポートの速度が100 Mbpsで動作している場合、LEDはオレンジ色です。 LEDは10 Mbpsで消灯しています。
オンボードスイッチ設定
オートネゴシエーション(802.3u) Enabled(デフォルト) - メディアコンバータは、10/100/1000Base-Tインターフェイスで802.3uオートネゴシエーションを使用します。全二重、半二重、一時停止、およびリモートフォルト機能を知らせるように設定されています。
Disabled - メディアコンバータは、速度スイッチとデュプレックススイッチの位置に応じてポートを設定します。
リンクモード リンクモードは、カッパー線リンクの状態に透明性を提供し、メディアコンバータに接続されたデバイスからのトラブルシューティングを簡略化します。 通常(デフォルト - up) カッパー線のリンクがダウンするとファイバ自動ネゴシエーションが有効になり、1000Base-Xリンクがダウンします。 1000Base-Xリンクは、リモートフォルト(Link Fault)を知らせます。 ファイバオートネゴシエーションを無効にすると、カッパー線リンクの状態は1000Base-Xリンクに影響しません。
スマートリンクパススルー(Down) ファイバオートネゴシエーションを有効にすると、次のように動作します。 カッパー線のリンクがダウンすると、1000Base-Xリンクがダウンします。 1000Base-Xリンクは、リモートフォルト(Link Fault)を知らせます。 1000Base-Xインターフェイスでリモートフォルト(リンクフォルト)が受信されると、カッパートランスミッタはオフになります。 カッパーレシーバーがオフのとき、1000Base-Xトランスミッターはオフになります。 1000Base-Xレシーバがオフになると、カッパートランスミッタはオフになります。
ファイバフォルトアラート ファイバフォルトアラートスイッチは、オートネゴシエーションが無効になった時を意味します。
有効 (デフォルト - Up) 1000Base-Xレシーバがoffの時、1000Base-Xトランスミッタは、offに変わります。 周期的に、1000Base-Xレシーバは、1000Base-X リンクパートナーが同様な手法を使用しているのであれば、状態をクリアすることができるように短時間で、onに変わります。

無効 (Down)
リモート ループバック メディアコンバータは、1000Base-Xファイバインタフェース上でループバックを実行することができます。
無効 (デフォルト - Up)
有効 - 1000Base-Xレシーバは、1000Base-Xトランスミッタにループされます。 1000Base-Tトランスミッタは、インタフェースから外されます。
自動-MDIX(Strap) 自動ネゴシエーション(802.3u)が有効になっている場合、 メディアコンバータはカッパーインタフェースで使用する現在のケーブルのピン配置を決定します。 自動ネゴシエーション(802.3u)が無効になっている場合、メディアコンバータはカッパーインターフェイス上でRX Energyメソッドを使用して、ポートMDIまたはMDIXのどちらか適切な値を設定します。
Enabled(デフォルト) - ストレートケーブルまたはクロスオーバータイプのケーブルを使用して、メディアコンバータをケーブルの他端のデバイスに接続することができます。
無効 - ケーブルのもう一方の端にあるパートナーデバイスにAuto-MDIX機能がない場合は、 メディアコンバータのトランスミッタと相手機器のトランシーバが他のレシーバに接続されていることを確認するには、ストレートまたはクロスオーバーが必要です。 メディアコンバータの100Base-TXポートは、このスイッチ設定でMDI-Xとして設定されています。
カッパー速度 100(デフォルト)
10
カッパーデュプレックス 全二重(デフォルト)
半二重
ファイバデュプレックス 全二重(デフォルト)
半二重
コネクタ
10/100/1000Base-T RJ45 コネクタ、2ペアCAT5、EIA/TIA 568A/Bまたは10/100に適切なケーブル。
4ペアCAT5 UTPケーブル、ギガビット用
磁気分離 1,5kv
フィルタリング
フィルタリング 1024MACアドレス
フレーム仕様
バッファ 1000Kbit フレームバッファメモリ
サイズ 最大フレームサイズ 10,240byte--Gigabit
最大フレームサイズ 2048byte--Fast Ethernet
環境仕様
動作温度 0° C to 50° C (32° F to 122° F)
保存温度 -25° C to 70° C (-13° F to 158° F)。
動作湿度 5% ~ 90% 結露しないこと
保存湿度 5% ~ 95% 結露しないこと
動作高度 最高3,048m (10,000feet)
発熱量 (BTU/hr) 7.2
最大消費電力 (ワット) 2.1
MTBF (時):* 689,000 時間
機構部分 - ホットスワップカード
エッジコネクタ 32 pin DIN 41612 / IEC 60603-2 Type B/2 オス. 接地と電源はファーストメーク/ラストブレーク
カードの着脱 取り付けられている蝶ネジによる早い着脱。ドライバーによりさらに強く締め付けることができます
製品重量
重量 0.1Kg
梱包
出荷重量 0.22Kg
出荷寸法 203 x 38 x 152mm
認証規格
エミッション FCC Part 15 Class A, EN55022 Class A, 
CISPR 22 Class A
CISPR 32:2015/EN 55032:2015 (Class A)
CISPR 24:2010/EN 55024:2010
EN61000-3-2
イミュニティ EN55024
電気安全 UL 60950-1
IEC 60950-1(ed 2); am1, am2
EN 60950-1:2006+A11:2009+A1:2010+A12:2011+A2:2013
CE
レーザー安全 EN 60825-1:2007
この機器の光送信部は、Class 1 Laser safety requirements per IEC-60825 FDA/CDRH standards に適合し、21CFR1040.10 と21CFR1040.11に準拠しています
環境規定 Reach, RoHS と WEEE 準拠
その他 ECCN: 5A991, HTSUS Number: 8517.62.0050, パール 限定生涯保証

*計算モデルはMIL-HDBK-217-FN2 @ 30 °C に基づいています。

アプリケーション例

企業内でのUTPスイッチ機器からの高密度光ファイバ分配

この企業キャンパスアプリケーションでは、MCR1900メディアコンバータ シャーシにPerle C-1110 10/100/1000メディアコンバータを19台まで、装着することができます。 光ファイバでのリモートが可能なイーサネットスイッチは、直接、中央のMCR1900シャーシに接続します。 光ファイバtoデスクトップアプリケーションでは、スタンドアロン S-1110 メディアコンバータは、光ファイバをイーサネットに変換します。他のS-1110ファイバ メディアコンバータは、リモートオフィスのイーサネットスイッチに接続します。  全ての場合において、マルチモードまたはシングルモードファイバが使用できます。  光ファイバリンクは、120Kmまで、シングルモードファイバを使用し延長できます。

10/100デバイスをギガビットバックボーンにブリッジする

10/100デバイスをギガビットバックボーンに接続する。
10/100イーサネットスイッチのデバイスは、レート変換10/100/1000メディアコンバーターを使用してギガビットバックボーンに接続できます。

型式一覧

製品型式表

型 式

概要

画像

05051190 C-1110-SFP - 10/100/1000 Gigabit Ethernet Media and Rate Converter Module. 10/100/1000Base-T (RJ-45) [100 m/328 ft.] to 1000Base-X or 100Base-X - SFP Slot (empty)

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