1 | 本体背面のRJ45ジャックにスイッチングハブからのネットワークケーブルを接続します. |
| 注意: ネットワークケーブルを接続する前に,接続しようとするネットワークが 192.168.2.x のサブネットではないことを確認してください. MultiAccess ACS は工場出荷時にIPアドレス 192.168.2.1 に設定されていますから,192.168.2.x のサブネットに接続した場合,アドレスの重複を引き起こす可能性があります.もし,サブネットが 192.168.2.x である場合は,スイッチングハブに MultiAccess を接続する前に,MultiAccess ACSのアドレスを重複のないIPアドレスに変更してください. |
2 | 本体背面のRJ11ジャックに電話回線を接続します. |
| 電話局からのローゼットとRJ11ジャックとをRJ11電話ケーブルで接続します. |
3 | 本体背面の接地端子を建屋の接地に接続します. |
| 雷サージからシステムを保護するために確実な接地は欠かせません. |
4 | 本体背面の電源ケーブルを接続します. |
| 電源スイッチが 0 であることを確認してから,付属の電源ケーブルを使い,コンセントに接続します. |
5 | 電源投入します. |
| 再度,それぞれの接続を確認してから電源スイッチを I にします. |
6 | PCを用意します. |
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PCを用意して,IPアドレスを臨時に 192.168.2.x のサブネットに設定します.例えば;
IPアドレス : 192.168.2.200
ネットマスク : 255.255.255.0 |
7 | ウェブブラウザを起動して 192.168.2.1 にアクセスします. |
| ウェブブラウザのアドレス欄に 192.168.2.1 と入力します. Username と Password にマニュアルの Logging In のセクションにある通りに入力すると設定画面にログインできます. |
8 | IPアドレスの設定. |
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Administration をクリックします.
IP Address, Subnet Mask, Default Gateway, Name Server は必須入力項目です.Secondary Name Server はオプションです.設定したら,左下の Update ボタンをクリックして変更を反映させます.
注意 : Name Server (DNS) を正しく設定しないと,RASに利用した際にモデムからのPPP接続(ダイアルアップネットワーク)に失敗します.DNSサーバがない場合は,MultiAccess ACSのIPアドレスをセットしてください. |
9 | PCのIPアドレスをサブネットのものに戻します. |
| 6でセットした臨時のIPアドレスを元に戻します. |
10 | ウェブブラウザから MultiAccess ACS にアクセスします. |
| ウェブブラウザのアドレス欄に MultiAccess ACS に設定したIPアドレスを入力します.Username と Password にマニュアルの Logging In のセクションにある通りに入力すると設定画面にログインできます. |
11 | 時刻の自動補正の設定 |
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Administration をクリックし, Time Configuration を選択します(初期値 time.nist.gov).
Time Server : 3つのタイムサーバから選択します.
Add Time Server : 社内にタイムサーバがある場合はここにアドレスを入力します.
Request Interval : Days Hours Minutes に時刻同期する間隔を入力します(初期値 24時間間隔)
Use Daylight Savings Time (DST) : サマータイムを有効にするにはここにチェックを入れます.
Time Zone : UTCからの時差を入力します(日本標準時は GMT+09:00 です).
Date Format : 日付の書式を選択します(初期値は mm/dd/yyyy です).
Time Format : 12時制で表示するか24時制で表示するかを選択します(初期値は12hour). |
12 | モデムの設定 |
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Modem Setup をクリックして,モデムの設定を行います.
Modem Usage : RASサーバとしてPPPサーバに使うのであれば RAS を,ダイアルアウトやアプリケーションから直接モデムにアクセスするには Modem Sharing を選択します.Modem Sharing を選択した場合は,IPポート番号6000からすべてのモデムにアクセスできます.
Country Code : 日本国内で使用するのであれば, Japan (JP) を選択します.
Answer On : 応答するまでに鳴らすベルの回数を指定します(初期値 2回).
Coller ID : 日本国内で使用するのであれば off を選択します.
モデムごとに Update ボタンをクリックして更新を保存します. |
13 | 認証の設定 |
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Authentication をクリックして,認証方法の設定を行います.
Authentication Type : Local User に登録するユーザー情報を使い認証を行うのであれば local を,
Radius サーバを認証に使うのであれば radius を選択します.
Remote Host Address : このモデムを RAS に使う時に,ダイアルアップしてくるユーザーに割り当てるIPアドレスをここにセットします.このIPアドレスはMutiAccess ACSと同じサブネットに含まれていて,他と重複しないものでなければなりません.
RADIUS Server Address : 認証にRadiusサーバを使う時に,そのアドレスを入力し,ポート番号も設定します. local 認証を使うのであれば設定は不要です.
RADIUS Accounting Address : 認証にRadiusサーバを使う時に,そのアカウンティングサーバのアドレスを入力し,ポート番号も設定します. local 認証を使うのであれば設定は不要です.
Secret : 認証にRadiusサーバを使う時に,そのシークレットを入力します. local 認証を使うのであれば設定は不要です.
モデムごとに Update ボタンをクリックして更新を保存します. |
14 | ローカルユーザの設定 |
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Local Users をクリックして,ユーザを登録します.
一行目は Administrator です.ここで管理者のIDとパスワードを変更できます.
注意 : 管理者のIDとパスワードを変更した際は,それらを忘れないようにしてください.
二行目以降にユーザーを登録します.
Name : ユーザーの名前を入力します.
User ID : ユーザーがログインに使う ID を入力します.
Password : 21文字までのパスワードを入力します
Confirm Password : パスワードを再度入力します
Callback : コールバック機能を使わないのであれば Disabled を選択します. コールバック機能を使うのであれば Admin specified (固定番号)か User Specified (ダイアルアップの過程でユーザーが入力) から選択します.
Callback Number : Admin specified のコールバック番号を入力します.
add ボタンをクリックして,このユーザーを登録します. |
15 | メールサーバの設定 (オプション) |
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Administration ページから,SMTP Configuration を選択してます.この設定を行うことにより,MultiAccess ACSの動作状態を電子メールで知ることができます.この設定は必須ではありません.
SMTP Server Address : SMTPサーバのアドレスを入力します.
SMTP Port : SMTPサーバのポート番号を入力します(初期値 25).
Administrator E-mail : MultiAccess ACS からの通知メールを受け取る電子メールアドレスです.
SMTP Server User ID : SMTP認証を行う場合のユーザーIDです.必要なければ空欄とします.
SMTP Password : SMTP認証を行う場合のパスワードです.必要なければ空欄とします.
Update ボタンをクリックして更新を保存します. |
| 以上で設定は終わりました. |