ワクチン極低温保存監視ソリューション

CDC(米国疾病対策予防センター)は、医療機関や診療所に、施設内でのさまざまな医薬品やワクチンの安全な取り扱い、保管、データの記録を徹底管理することを求めています。これは、ワクチンの超低温保管が必要なCOVID-19(コロナウイルス)ワクチンにとって特に重要です。ワクチンの効力は、規定の温度範囲を超えて数分以内に劇的に低下する性質があります。一度その効力が失われると、機能を回復することは出来ず、役に立たなくなります。

一部のワクチンは、規定外の温度環境に晒されると、凝集(*1)や変色など目に見える兆候を示しますが、何の兆候も示さないワクチンも存在するかもしれません。CDCは、外観だけではワクチンが適切に保管されたかどうかを判断することは出来ないと説明しています。不適切な保管条件によって効力が低下した、もしくは不活性なワクチンを接種した患者は、本来、予防可能な病気から保護されないリスクがあります。そして患者は予防接種プログラムへの信頼を完全に失う可能性もあります。

(*1) 散らばったり溶けたりしていたものが、こり固まること。

VFCへの準拠

CDC Vaccines for Children (VFC)プログラムは最近、ワクチンの保管要件をより厳しくしました。ワクチンが常に正しい温度で保管されるようにするためには、全ての監視デバイスがSensaphone社製 環境監視システムのようなデジタルデータロガーである必要があります。この製品はセンサと通信し、全ての温度データの記録を保持するデバイスであるため、いつでもダウンロードしてVFCへの準拠を証明できます。これらのシステムは、医療施設の特定の要件に合わせてカスタマイズできます。ワクチン保管コンプライアンスの要件を完全に満たすために、環境監視システムをローカル温度ディスプレイとペアリングすることをお勧めします。

費用の削減

ワクチンは貴重です。最終的に、ログファイルと在庫が適切に記録及び文書化されていない場合、あなたの業務は大きな損失の責任を負います。ワクチンの冷蔵庫または冷凍庫を監視しないままにすると、人為的エラーが発生します。もしかすると、スタッフは忙しすぎてログファイルを記録できないか、誤ってドアを半開きにしてしまい、ドアが閉じられた時の温度の逸脱に気付いていないかもしれません。そのような時はワクチンの完全性が損なわれている可能性があり、州の健康検査官は、CDCの安全な実施および取り扱い手順の下で準拠していることが証明できない全てのワクチンの処分を要求する場合があります。

監視、警報、データロギングのソリューション

Sensaphone社には医療市場向けのソリューションがいくつもあります。血液バンク、研究所、病院、小児科オフィスのいずれであっても、Sensaphone社の監視システムは24時間年中無休で在庫を保護するための最良の選択です。Sensaphone社のシステムは、温度の変動が医療在庫の品質を脅かす時に通知するだけでなく、温度を記録してVFCコンプライアンスに準拠していることを示します。適切な製品は、継続的なデータロギング、アラームログ、監査証跡、レポートなどコンプライアンスのニーズ全ての側面をカバーできます。

必要な機器構成

①監視システム本体と②極低温センサーを使用します。

温度上昇を検出すると障害通知のアラートを発信します。

※センサーは他にも種類がございますので、冷凍庫への供給電圧やドアの開閉なども組み合わせて監視可能です。

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